弓太郎の取扱方法

安全上のご注意

  1. 純正専用弦(弓太郎の型式に応じた専用弦)以外は使わないでください。弓本体との張力バランスが損なわれて良い結果は得られません。
    特に、ゴムなしの伸びない弦や、不適正に強い張力のゴムなどを使いますと弓本体への負荷を増大させるだけで、求める弓力にはなりません。
  2. 適正安全に使用できる範囲の矢束は95cm以内の設計になっております。
    引けるからといってそれ以上の矢束を引くことは、弓竹の破損につながります。危険ですのでおやめください。
  3. 弽(ゆがけ)を使い、本弓と同じ「引分け・会・離れ」をしてください。
    素手で引く場合は、妻手を弽使用時と同じ形にしてください。拇指の腹に弦を掛け拇指の爪先を中指で押さえて引きます。

    ※ご注意:平付け四つ指の形で離しますと(角見の働きが足りない場合は)弦が頬に触れやすくなるので予めご留意ください。

  4. 原則的には矢つがえせずにご使用ください。
    『弓太郎』は練習用に小さく設計されています。そのため、会での上弦の傾斜が本弓の場合より低く、筈への弦掛かりが浅めになります。筈溝が通常より深くないと筈こぼれが発生しやすいので、原則的には矢つがえしないようおすすめします。
  5. その他の危険に繋がる使い方や、本来の用途以外での使用は絶対にやめてください。

※取扱いの不適正により発生した問題はご使用者の責任下でご解決ください。
 万一新品不良があった場合には、良品とお取替えさせていただきます。

専用弦(上下ゴム輪付)の取り付け方

上下のゴム輪をそれぞれ弓の両端に取り付けます。ゴム弦には上下がありますので、逆にならないよう、ご注意ください。
上のゴム輪は、下のゴム輪より長くできています。替弦のシールをご確認ください。

上のゴム輪(長い方)を末弭の穴に通してかぶせます。下のゴムも同様です。

矢筋ゴムの取り付け方

矢筋ゴムは弓と弦の間(弓把部)につなぎ渡して、口割と矢筋の確認に使います。
最初は弦に結び付け、次に適切なたるみを持たせて、もう一方を弓側に結び付けます。

① 弦側の結び方
矢つがえ相当部に三重ほどしっかり巻き付け固く結びます。

② 取り付け長さ
30cm程(大三の間隔くらい)たるませて、弓と弦をつなぎます。

③ 弓側の結び方
握り革の最上端に二重ほど巻き付け、矢口部の内竹側に固く結びます。

④ 末尾の切りそろえ
結び終わったら、それぞれ結び目から5mm程度の長さを残して、末尾を切りそろえます。

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