にぎり合わせの使い方

「にぎり合わせ」は、人によって異なる多様な手の形に対応するための握り形状各種を、9種類に区分した形で揃えてあります。

弓を持たない状態で正しい手の内の形をつくり、そこにしっくり収まる握りを9種類(外形寸法表参照)の中から探します。そこに手の内の収まり具合や微妙な感触の差をさらに折り込むことで、真に自分の手に最適な寸法を探し出すことができます。正しい手の内の形については、指導をうけている先生に教えていただいてください。

握りの収まり具合を確認します

大三への過程を手元で繰り返し試します

このようにして、9種類の握りの中から自分に最適と思われる段階の握りを選びます。更にはその段階に留まらず、真に最適な握り形状を探し出すことが肝要です。

そのためには最初に選んだ握りを実測し、それを基準に手の内の収まり具合や微妙な感触の差を反映させて微調整します。このようにして、まさに自分の手にぴったりの握り寸法(外形寸法)を明らかにしてください。

  • 「にぎり合わせ」現品の外竹側には、本弓の竹面形状に相当する膨らみが設けてあります。竹弓で実際の握りを作る場合には、計測した寸法をそ のまま基準の外形寸法とすることができます。
    グラスやカーボン等の弓で、弓面が平坦に出来ている場合は、「にぎり合わせ」の実測高さから2mm分(外竹側の膨らみ分)を差し引いた値を基準の外形寸法にしてください。
  • 寸法の計測には、廉価な簡易「ノギス」が便利ですのでお勧めします。
    ホームセンター等で市販されています。(参照:その他の参考品)

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